たまてばこ
「宮田建築のNEWS LETTER 」
いつもありがとうございます。
9月に入っても暑い日が続きます。
9月が一番上陸の数が多いと言われる台風による被害も心配な季節になりましたね。
常に防災の意識も高めて過ごしていきたいですね。
今回のテーマは「家族みんなが休まる場所をつくろう」
子どもたちの夏休みも終わり家族みんながまたそれぞれ動きだしました。しかし、まだまだ残暑が厳しい日も続き、夏の疲れも出るころです。
外で頑張ってる家族が帰ってほっと一息つけるのが「我が家」でありたいですよね。
「家族みんなが休まる場所」ってどんな場所でしょう?
年齢によっても家族の形によっても様々とは思います。
家族みんなでいたい時、ちょっと一人になりたい時。
みんなで集まる食卓にリビングルーム。
おいしいご飯を食べながら、ゆったりソファーに腰掛けながら
一日の出来事を話したり、食後に一緒にテレビを見ながら笑ったり・・・。
何気なく過ごす家族との時間は大切です。
子供が小さいうちは一緒に過ごせる時間もありますが、年齢が上がるにつれ帰宅時間も遅くなり
一日のうちで数時間なんてことも増えてきます。
数時間でもほっと一息リラックスできる時間の中身を濃くしていけたらいいですよね。
とはいえ、大人も帰ってからも何かと忙しく時間に追われてしまいがちな時もあります。
まずは、リラックスできる空間作りから始めてみましょう。
人は主に五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)で癒しを感じると言われています。
物であふれた部屋では、なかなか気持ちも落ち着きませんよね。それは、視覚から入る情報が多すぎて脳が処理しきれず疲れてしまうからです。
部屋をスッキリさせることで、気持ちよく過ごすことができます。
疲れて家に帰って片付けから始めなくてはいけない!なんてことがないように出かける前に床と机の上から物を無くしましょう。
それだけでもずいぶん視界がスッキリすると思います。
色選びも重要です。
様々な色がありますが、自然界に存在する色には癒しを感じやすいとされています。
空や海を連想させる「ブルー」森や植物の「グリーン」土や木の色「ブラウン」など。
桜などの花々を連想させる優しい色「パステルカラー」は筋肉をほぐすリラックス効果があるとされています。
これらの色を家具やカーテン、ファブリックなどにうまく取り入れ、リラックス空間を作ってみましょう。観葉植物を置くのもいいですね。
色とは「電球色」になります。
毎日おいしいご飯を作れるのが理想ですが、時々は手抜きごはんで空いた時間を子供や家族と過ごす時間に充てるのもいいですよね。
最近は便利な調理家電がたくさん有りますしね。手抜きごはんでも料理を盛り付ける食器にこだわってみるのも一つです。
ちょっといい焼き物のお皿やお気に入りの食器、食欲を増進させると言われる暖色系の食器に盛り付けるだけでも充分豪華な食卓になり話も弾みます。
子どもが小さいうちは、片付けても片付けてもあっという間の散らかってしまうこともよくあります。
次から次へとおもちゃが出てきてレゴを踏んだ時の痛みったらもう・・・。
リビングをスッキリ保つには、リビングにおもちゃを持ち込まないことが一番ですがなかなかそうもいきません。
ではどうしたらいいのでしょう?
部屋があれば小さなおもちゃ部屋を作ったり、リビングの一角にスペースを設けてお片付けが楽しくなる仕組みを作りましょう。
おもちゃの種類ごとにキッチリと分けてお片付け!なんて小さな子にはなかなか難しいです。私でも面倒くさくてできません(^^ゞ
ある程度おおざっぱでもいいので、ただ決まった箱に放り込むだけ!これなら小さな子にも出来ます。
その箱にひと工夫。子供の好きなキャラクターや好きな色の箱にしてみては?≪出来たよ!シール≫でお片付けのモチベーションもUP!
子どものおもちゃもそうですが、大人が使うものにも「物の住所」を決めてあげれば戻す場所がはっきりわかり、次使う時にも探さなくて済みます。
「戻す場所」にも少し余裕を空けていくとモノがあふれかえる・・・なんてこともなくなります。
家の中の仕事ってどうしても1人に偏りがちなってしまうことも多いと思います。そこで≪出来たよ!シール≫を日頃のお手伝いにも活用してみましょう。
ご夫婦での家事分担や子供たちの助けも借りながら家族の中の空気も気持ちいいものにしていけたらいいですね。
そして、子供も大人も最後は『ありがとう』の言葉を忘れないでください。
食後にゆったりしながら好きな映画やドラマ、スポーツ観戦したりする時間もあったらいいですよね。
最近は、プロジェクターでテレビを見る人も多くなってきています。壁さえあれば見れてしまいます。
小型のモノや手頃な価格の商品もたくさん出ています。大きなテレビを置く場所の壁一面を大画面のスクリーンにして
映画やスポーツを見ると迫力もあり楽しいかもしれませんね。
家族で過ごす時間も大切ですが、1人の時間も必要な時もありますよね。
趣味の1人部屋があったりしたら最高ですが、お風呂の時間も1人時間だったりします。
一日の終わりに入るお風呂。有意義なバスタイムにしてみましょう。
少しぬるめのお湯(38℃~40℃)にゆっくり浸かって、マッサージやヘッドスパをしたり、入浴剤や好きな香りのエッセンシャルオイル数滴垂らして香りも一緒に楽しんだり・・・。本が好きな方は読書したり、防水スピーカーで音楽やラジオを楽しんだり。電気を消してキャンドルの明かりだけで非日常を楽しむのもいいですね。
子供達も大きくなると、ご夫婦だけで過ごすことが多くなって家の中も少しずつ変化してきます。体も変化してきます。
心も体も安心して暮らせる住まい作りもしていきましょう。
家の中で過ごす時間が増える分、家庭内での事故も増えてきます。高齢者の怪我の多くは家の中での転倒です。
加齢や様々な病気によって身体機能や体が低下し、それによって運動不足になり筋力も低下します。
薬等の影響によるめまいやふらつきにより、つまずいたり転倒したりしてしまいます。ちょっとした転倒が大けがにつながることも多くなってきます。
もしもが起こらないように、対策をしておきましょう。
大がかりなリフォームはなかなか・・・。という方も、玄関や階段、浴室やトイレに手すりを設置したり、
スロープを設置し段差をなくしたり、床を滑りにくい素材に変えるなどの住宅内を簡単なバリアフリー化しておくことも大切です。
つまずいて転ぶ危険性のあるものを生活スペースから排除するだけで日常生活の安全性も高まります。
どの年齢になっても、家が安心できる場所だと日々の生活も少し向上するかもしれませんね。