宮田建築|三重県桑名市の住宅工務店・大工

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2024年1月12日
vol. 29~梅雨を楽しむ準備~

「宮田建築のNEWS LETTER 」 

いつもありがとうございます。

雨の季節になりましたね。不安定なお天気に気分も不安定になりがちです。

今回のテーマは「梅雨を楽しむ準備」

ジメジメの季節、お天気が悪いとお出かけもできず家にこもりがちになってしまいます。

梅雨に入る前に、お家も整え気持ちよく「おうち生活」を楽しんでみませんか?

【衣替え→クローゼット整理】
梅雨の前にやってくる衣替えの日。なかなか時間がかかってしまいそうな衣替えですが、このタイミングで着る服、着ない服、不要な服を見極めるのにはいい機会です。

この機会にクローゼットの整理もしてしまいましょう。

まずは、クローゼットの中身を全部出します。そこから、汚れやほつれなどで着られない服は即処分しましょう。デザインやサイズ的に来シーズンは着ないと思う服も思い切って処分しましょう。

そこで残った洋服を、季節ごとに分けます。よく着る服は手前の取り出しやすい場所に収納します。シーズンオフの洋服は棚の上やクローゼットの奥に収納します。

季節ごとに分けておくことで次の衣替えの時に楽になります。

本当に着るものだけを残すことで、自分の好みなどが明確になり、数を減らすことでクローゼット内に少しゆとりができます。

また、湿気を帯びやすいこの季節でも効率よく風を通すことができ洋服がしわになったり傷むことも少なくなります。

かばんなどもこの季節湿気を帯び、カビやすくなります。クローゼットの少し空いた場所にS字フックなどで吊るして収納しておくことで型崩れを防ぎ風通しがよくなることでカビも防げます。吊るす場所がない時は、型崩れ防止用に新聞紙などを丸めて詰め(インク移りには注意してください)買ったときによくかばんが入っている不織布の袋にいれて保管します。

倒れないようにブックエンドなどを利用して支えて置く方法もあります。湿気を効率よく逃すため、下にすのこを敷いておくといいでしょう。

服やかばんの入ったクローゼットは定期的に扉を開け、風を通すようにしましょう。

【水まわりや冷蔵庫の掃除、除菌】
カビの生えやすい季節。特に水分と栄養があるところにカビは生えます。

お風呂やキッチンなど毎日水を使う場所ではこまめな掃除が必要になってきます。とはいえ、毎日ゴシゴシ掃除!はちょっと嫌になりそうですが、ちょっとしたついでにプラスαの少しの手間をかけてみましょう。

湿気ムンムンのお風呂場。最後にお風呂に入った人の少しの手間で湿気対策ができます。

お風呂に最後使った後、熱いお湯でバスルーム全体を洗い流します。カビは50℃以上で死滅すると言われています。熱いお湯でカビ菌を死滅させたあとに、冷たい水でバスルームの温度を下げることが効果的です。水分を拭きとっておくことさらにカビ予防になります。

もし、残り湯がある場合は、必ず蓋をしておくようにしましょう。湯船から立ち上がる湯気でまた湿気を帯びてしまいます。蓋をしておけば、湿気の予防のほか湯船の温度を保つことができます。

バスルームの換気扇は24時間回すことが大切です。お風呂に入った後の数時間だけ回す人も多いと思いますが、湿気が溜まりやすいこの時期は1日中回しましょう。電気代が気になる・・・という方も多いと思いますが月々数十円程度です。

夏に向けて使う機会が増える冷蔵庫。常に冷えているから・・・と安心してしまいがちですが意外と菌が多く潜んでいます。

食中毒の怖い季節でもあります。この機会に掃除し清潔にしておきたいですね。

手順としては冷蔵庫の中身が空に近い状態の時に行います。

冷蔵庫の扉を開けっぱなしにしたり、頻繁に開閉をすると電気代がかかってしまいますので、冷蔵庫の電源を切ってから中身をすべて出します。

保冷が必要な食材等は保冷剤と一緒にいったんクーラーボックスなどの中に入れておきましょう。

次に、トレイなど外せるパーツをすべて外し、中性洗剤とスポンジで水洗いよく乾燥させます。

乾かしている間に庫内と外側を固く絞ったタオルやマイクロファイバークロスで拭きます。食材のドリップやこぼれて固まった調味料などで結構汚れています。なかなか落ちない汚れはぬるま湯で薄めた中性洗剤を使うことで落ちやすくなります。

庫内に洗剤が残らないようでしっかり拭き上げます。ゴムパッキン部分を綿棒などで掃除します。

最後にアルコールで仕上げ拭きして終了です。

忘れがちな製氷機ですが、取り外せるパーツは外して水洗いします。

給水タンク、浄水フィルターは週一回、貯氷ケースは3か月に一回程度の頻度で清潔にしておきましょう。

【風の通り道を作っておく】
梅雨に入る前のしておくべき湿気対策。湿気でジメジメな室内。湿気対策で効果的なのは換気ですが雨の日にはなかなか窓も開けられません。晴れた日には、家じゅうの窓を開け室内の空気の入れ替えを行いましょう。

効率よく換気するには風の通り道を作ってあげるのが効果的です。風の入り口と出口の場所を工夫することで部屋全体、家全体の空気を入れ替えることができます。

風の出入り口となる窓の前や通り道となる場所には大きな家具は置かないようにしましょう。空気は基本的に温度の低い方から高い方に流れます。これを利用して風の流れを作ってみましょう。入口となる開口部付近には植栽などをたくさん植え、外部の床がコンクリートやタイルがあるなど熱が蓄積されている方を出口として考えてみましょう。

風の通り道を考えると同時に視覚からも「涼」を楽しめるような夏のインテリアに模様替えしてみませんか。風の入り口とする開口部付近の植栽を日差しを遮るグリーンカーテンも兼ねてゴーヤや朝顔などを植えてみるのも楽しいです。室内では、毛足の短いラグやい草を取り入れてみたりクッションカバーなどを変えてみたり。小物や家具にガラス素材や天然素材を取り入れると印象が変わります。

【梅雨の晴れ間を活かす】
不安定なお天気の中でも貴重な晴れの太陽を上手に活用しましょう。

梅雨時、湿気でジメジメな室内。お部屋に吊るしてあるカーテンも湿気を帯びています。そのままにしておくとカビが生える可能性もありますから、晴れな日には洗濯しておきましょう。

そのまま吊るしておくだけで乾いてしまいますので、雨降りでもおうち時間を気持ちよく過ごせるようにこまめなお手入れもしておきましょう。

晴れた日には家じゅうの窓を開け放ちたいですが、その時に一緒に湿気の溜まりやすいキッチンのシンク下や下駄箱の扉も開け、あらゆる湿気を取り除きましょう。

梅雨に入る前、家の中だけでなく外の対策もしておくことをおススメします。

庭の雑草、少し放置してしまうとあっという間に手が付けられないほど伸び放題で、見なかったことにしたくなるような状態になってしまいます。梅雨に入る間、梅雨の晴れ間に少しづつ草抜きも頑張りましょう。

もし家の周りにゴミなどが放置されている場合も片付けておきましょう。雨に濡れて虫や異臭が発生してしまう恐れもあります。自分だけでなく近所も不快な思いをしてしまいますので気をつけましょう。

【雨を楽しむ準備】
晴れた日も気持ちいいですが、雨の日も気持ちよく過ごせるように気分を上げる準備もしていきましょう。

雨でもどうしても出かけなければいけないときもあります。そんな時でも濡れて不快な気分にならないようにかばんや靴に防水スプレーをしておくといいですね。

お出かけが楽しみになるように、レインコートやレインブーツ、傘などを気に入ったものに新調してみてもいいですね。

雨だと空と同様に気持ちもどんよりしがちですが、少し意識を変えて気分を上げて過ごしていきたいですね。