たまてばこ
「宮田建築のNEWS LETTER 」
いつもありがとうございます。
随分暖かくなってきましたね。
今年の春は暖かいそうですね。花粉の量も多いそうですが・・・。
先日、お施主様から「いつもホームページ見てるよ。勉強になるね」と
お声がけいただき、とてもうれしく今後の励みになりました。
どなたかのお役に立てていることをうれしく思います。
今回のテーマは「安心して暮らせる防犯対策を考える」
最近、耳を疑うような物騒なニュースが頻繁に流れてきます。
侵入による窃盗犯罪のなかでも昔から後を絶たないのが「空き巣」による被害です。
様々な建物や施設がある中、被害を受けやすい場所で最も多いのが私たちの暮らす住宅です。
4月に入り、新天地で新生活をはじめる方もいるでしょう。
また、住み慣れた町で春を迎える方も防災だけでなく防犯対策も見直してみましょう。
空き巣対策の前にまずは空き巣に狙われやすい家の特徴を見ていきましょう。
- 防犯対策をしていない家
外から見て防犯対策をしていない、もしくは不十分である家は防犯意識が低いと判断され狙われやすい特徴があります。 - 死角がある環境
家の周りが高い塀や樹木に囲まれていて、道路から見えにくい場所や人目に付きにくい場所は焦ることなく鍵の解錠や窓の破壊などが出来てしまうため狙われやすいです。 - 勝手口がある
家の裏側など、道路から見えない場所にあることが多い勝手口。頻繁に出入りするからと鍵を掛けないことも多く、また玄関より解錠しやすい簡単なタイプのカギを使っていることが多いので狙い目だと判断されます。 - 留守にしがちな家
家に人がいなければ、室内をゆっくりと物色でき通報される恐れもないため留守中を狙うことが多いです。
では、空き巣に狙われにくい家にするにはどうすればいいでしょうか。
玄関などに防犯カメラやセンサーライトなどの防犯対策をしている家は嫌がります。
玄関や窓のカギを解錠に時間がかかるよう2個以上鍵を設置し、鍵の種類も解錠しにくい複雑なものがおすすめです。
万が一、窓を割られた場合も窓に防犯フィルムを貼ることで侵入を遅らせることも可能です。空き巣は侵入に5分以上かかることを嫌がりますので、最終的には侵入を諦めるケースもあります。
道路から見えない死角部分に防犯カメラを設置することで死角をなくしていきましょう。
人が近づいた時だけ自動で点灯するセンサーライトを設置するのもいいでしょう。パッとライトが光ると目立つため、侵入しようとしたときにいきなり光り驚き侵入を諦めるケースもあります。
また、家の周りに砂利を敷くのも効果的です。歩くだけで大きな音を出す砂利は誰にも見られたくない空き巣は嫌がります。砂利には、素材や出る音、重さも様々ですが音の出やすい防犯砂利がおすすめです。
防災対策同様、設備だけでなく自分自身の意識を変えていくことも重要です。
留守を悟られないよう長時間洗濯物を干しっぱなしにしないようにしたり、ポストに郵便物を溜めないよう心がけましょう。
また、ご近所との付き合いも大切にしましょう。普段から挨拶や軽い会話などをして周囲から孤立しないようにすると、もし何かあったときに近所に人に通報してもらったり助けてもらったりというような付き合いをしておくと安心です。
近所の人に声を掛けられ侵入を諦める場合もあるそうです。地域ぐるみで防犯意識を高めていくとよいでしょう。
最近では、在宅中でも侵入される事件が多発していますよね。
在宅時にも玄関や窓は施錠をして、在宅していることが外からでもわかるような工夫も必要かもしれません。
窓際に観葉植物や小物などを置いたりすると、侵入時に邪魔になり嫌がる傾向もあるそうです。
ちょっとした工夫で対策になることもあります。
防災の合言葉同様、防犯標語も思い出しますよね。
「いかのおすし」
ついていかない
のらない
おお声で叫ぶ
すぐ逃げる
しらせる
安心して暮らせる環境で過ごしたい。と誰もが思うことでしょう。身近なところから安心安全な環境にしていけるよう心掛けたいですね。
防災対策と一緒で「出来る準備」と「心構え」の両方を日頃から備えておきましょう