宮田建築|三重県桑名市の住宅工務店・大工

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2024年1月12日
vol. 26~防災対策・もしもの時の合言葉~

「宮田建築のNEWS LETTER 」 

いつもありがとうございます。

阪神淡路大震災から28年。東日本大震災から12年。

地震に限らず全国各地で世界で自然災害が発生しています。

いつどこでどんな災害に遭遇するかはわかりません。

普段から様々な備えをしておきたいですね。

今回のテーマは「防災対策・もしもの時の合言葉」

今までの家づくりたまてばこで何度か防災対策について記事を書かせていただきましたが、

今回は対策を見直し、もしもその時が来てしまった時にどのように行動すればいいかをまとめてみました。

十分な対策をしていても、もし大きな地震がきた時は誰でもパニックになってしまうと思います。

いつどこで、災害に遭うかは予想もできません。気持ちの準備もしておくことが大切です。

まずは、日頃の対策から見直してみましょう。

ホームセンターなどで色々な種類の転倒落下防止用品が売っています。それぞれの使用箇所にあった器具を取り付けましょう。すでに取り付けている方も緩みなどがないか再確認しておきましょう。

小型家電製品なども飛んでくる可能性もありますので対策しておきましょう。

窓ガラスや家具などに使われているガラスには、飛散防止フィルムなどを貼っておくと割れたガラスで怪我をしてしまう危険を防げます。

≪避難経路の確保≫

普段からなるべく床に物を置かないように心掛けましょう。かといって、床の物をそのまま机の上にポンっと置いてしまっていては、大きな揺れで落ちてきます。

緊急時は特に気も焦っています。慌てて転倒しないように必要のないものは都度片付けましょう。

落下の危険を減らすため、重いものは下の方に収納しましょう。

≪防災用品の準備≫

以前にも書きましたが、防災用品には0次避難用、1次避難用、2次避難用があります。

・0次避難用は「いつもの備え」の持ち歩き用です。普段の持ち物にプラスで備えましょう。

①現金 ②飲料水・携帯食 ③モバイルバッテリー ④衛生用品・救急セット ⑤スキンケアセット ⑥懐中電灯 ⑦防犯ブザー・防災ホイッスル ⑧筆記用具・メモ帳 ⑨身分証明書のコピー・緊急連絡先 ⑩防寒具

・1次避難用は「非常持ち出しバック」できれば1人1つ、玄関や出入り口付近に置いておきましょう。

①貴重品
現金(公衆電話用の小銭があると便利)、通帳類、証書類、身分証明書、健康保険証、免許証、印鑑など
②携帯ラジオ
小型で軽く、FMとAMの両方聴けるものを用意。予備電池も多めに用意する
③懐中電灯
予備の電池と電球も用意
④救急薬品
ばんそうこう、ガーゼ、包帯、消毒薬、解熱剤、胃腸薬、風邪薬、鎮痛剤、とげ抜きなど
⑤非常食料・水
カンパンや缶詰など火を通さないでも食べられるもの、水、水筒、紙皿、コップ、ナイフ、缶切り、栓抜きなど
⑥その他
めがね、入れ歯、上着、下着、靴下、ハンカチ、タオル、ティッシュペーパー、ビニールシートなど
※ 乳幼児がいる場合…ミルク、ほ乳ビン、おむつ、バスタオルなど
※ 要介護者のいる場合…着替え、おむつ、障害者手帳、常備薬など

・2次避難用はおおよそ7日間分の飲料水や保存食。数日間自力で生活できるような備えておきましょう。

以前にも何度か書かしていただきました「ローリングストック法」で上手に備蓄しましょう。

参考:家づくり・たまてばこ vol.4 ~防災グッズと整理収納~

   家づくり・たまてばこ vol.12~防災対策を見直す~

もう一つ大切な「準備」がもしもの時のための心構えです。

お住まいの地域のハザードマップで危険な場所を事前に確認し、普段から家族で話し合いましょう。

自宅は立地条件により危災害の種類も異なります。その時、どのような避難行動するのがいいのかを話しておくと安心です。

お互いの安否確認の方法を確認しましょう。災害用伝言ダイヤルなどがあります。また回線が混雑して繋がりにくい事例が過去にありますので、代替え方法としてLINEなどのSNSを利用する方法もあります。共通のSNSで連絡が取りやすいものを普段から話しておきましょう。

近くの避難場所の位置、家族で落ち合う場所の確認しておきましょう(広い避難所は混雑します。すぐに会える場所を決めておくと安心です)

また、地震の時に多い被害に火災があります。家電による火災もあります。揺れたらすぐにガスはもちろん、家電のスイッチも切る様にしましょう。

火災の原因には、通電火災というものもあります。通電火災とは、停電により電源が消えた電化製品が電力復旧に伴い再稼働した時に可燃物に引火することによって起きる火災の事です。避難時にはブレーカーを落とすことも忘れないでください。

小学生のころ、学校であった避難訓練。その時は先生に指示に従って行動していましたが、大人になるとそうはいきません。

あの頃教わったであろう合言葉を思い出してみましょう。

「おはしもち」 聞いたことがある方も多いと思います。最近はちょっと追加されてるみたいですね。

「おかしもすき」 

さない・・慌てない

けない・・でも、急いで!!

ゃべらない・・近隣の方と声を掛け合っての避難も大切です。

どらない ・・家が倒壊するかもしれません!津波が来るかもしれません!!火事になるかもしれません!!!

ばやく動く・・慌てず危険をいち早く回避しましょう。

(よく)く・・防災無線や避難に必要な情報をよく聞きましょう。

最近は「すき」がプラスされているそうです。万が一の時の災害時に思い出して冷静に行動しましょう。

防災を考えるとき「自助」「共助」「公助」と言う言葉で3つに分けて考えることができます。

「自助」・・まずは自分の身は自分で守りましょう。この中には家族も含まれます。

「共助」・・地域やコミュニティといった周囲の人たちが協力して助け合うことを言います。

「公助」・・市町村や消防、県や警察、自衛隊といった公的機関による救助、援助のことを言います。

このうち、自身で出来るのは「自助」と「共助」です。

一人ひとりが「自分の身は自分で守る」「自分たちの地域は自分たちで守る」という考えを持ち日頃から災害に備えておくことも大切です。

「出来る準備」と「心構え」の両方を日頃から備えておきたいですね。