たまてばこ
「宮田建築のNEWS LETTER」
いつもありがとうございます。
暑い日が続いたと思っていたら、急に涼しくなりましたね。酷暑だったり豪雨だったり自然の力を前に、体力的にも精神的にも疲れが溜まる頃ですね。
今回は、「秋の夜長とお月見」
秋は夜の時間が長く感じられるもの。秋になるとよく耳にする「秋の夜長」は、昼と夜の時間が同じとなる「秋分の日」ごろから冬の始まりとされている「立冬」までの時期を指すようです。
秋の深まりとともに、気候も過ごしやすくなり食べ物もおいしく感じられますが、夏の疲れが出やすい季節でもあります。疲れを癒す夜には、いつもよりも時間をかけて自分をいたわってあげる時間をとりたいですね。
今回は、秋の夜長の過ごし方についていくつかご紹介します。自分のリラックスできる方法を見つける参考にしてくださいね。
◆ 秋色に模様替えをする
夏、涼しげだったお部屋のインテリアを暖色系の色を使った暖かい雰囲気の模様替えしてみましょう。お部屋全体をガラリと変えてしまうのはちょっと大変!という方もお部屋のワンコーナーをぬくもりのある素材のものを使ってみたり「電球色」の照明器具をおいてみたり。お部屋の一部が変わるだけでお部屋全体のイメージも変わります。
◆ 本を読む
気温が低くなる秋は集中しやすい季節なので、ゆっくり読書をして過ごすのに適しています。人間の集中には気温や湿度が関係しており、22℃前後の気温が集中に適しているそうです。
少し肌寒くなった夜に温かい飲み物を飲みながら、ゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
◆ 手紙を書く
メールやSNSがコミュニケーションの主流に移っている今でも、やはり「手書き」の手紙には特別な力があるもの。落ち着いた気持ちで過ごしやすい秋に、久しぶりに大切な人へ「手紙」を書いみてはいかがでしょう。9月20日は敬老の日です。コロナ禍で気軽に会えないおじいちゃんおばあちゃんに書いてみるのもいいですね。相手に合う便箋や封筒も丁寧に選べば、書いている時間だけでなく「手紙を書く」一連の動作が愛おしくなりそう。
◆ 香りを楽しむ
心地よい空間をつくるなら香りにもこだわってみては。お好みの香りでお部屋を満たせば、よりリラックスできるはずです。
お好きな香りを選ぶのが1番ですが、マイルドで優しい香りの「柑橘系」の「スイートオレンジ」「柚子」の香りや、抗ウイルス作用、免疫力を高めるといわれている「ティートリー」「ユーカリ」などもおすすめです。
◆ 食を楽しむ
「食欲の秋」と呼ばれるほど、おいしい食材が手に入りやすい秋。普段料理をしない人も、長い夜を使って料理やお菓子づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。時間のかかる煮込み料理に挑戦したり、料理の勉強を始めたり。家族とキッチンに立つのもいいかもしれません。窓辺で夜風にあたりながらゆっくりと食事の時間を楽しむにもいい季節ですね。
◆ 天体観測
空気が澄み始める秋は、星空がきれいに見えるので天体観測には絶好の季節です。冬ほど寒くないため、夜の外出も気軽に楽しむことができるでしょう。秋の夜空は明るい星が少ないため、一年のうちで最も満月が美しく見える時期でもあります。特に、旧暦で8月15日の月は「十五夜」と呼ばれ、江戸時代からお月見などが楽しまれてきました。
十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事です。
平安貴族が中国の風雅な観月を取り入れ、のちに庶民に広がると、秋の収穫物を供えて実りに感謝をする行事となりました。十五夜は芋類の収穫祝いを兼ねているので、別名「芋名月」といい、里芋やさつま芋を供えます。
新暦の今も、旧暦8月15日の「十五夜」=「中秋の名月」にお月見をします。
今年の中秋の名月は9月21日です。たまには夜空を見上げてみるのもいいですね。
体と心が健やかに過ごせるよう、夜のうちにいたわる時間をつくる習慣をつけたいですね