施工実例
和室や畳敷きのお部屋は日本人になじみ深く、心地いい空間ですよね。
ただ、日々のお掃除や家具の配置、ペットのご家族と暮らすことなどを考えると
畳をフローリングへ、との変更のご希望も多く、当社でも日常的にかなり多い工事内容となります。
今回は、畳からフローリングへの床の改修工事の様子をまとめて2件ご紹介しようと思います。
工事前
今回ご紹介するのはこちらのふたつの和室です


一見同じような畳敷きの和室ですが畳の下は少し違うんです
くわしくは後ほど…
工事中
和室1の場合


その上にフローリング材を貼っていきます。
補足:畳下地の板は通気性を持たせるために杉板を用いられていることが多いです。
和室2の場合

和室2 こちらは畳をめくると断熱材・合板が貼ってある状態。
その上に高さを調整するための桟木を組み、フローリングを貼っていきます。
工事終了・完成です!!
和室1


和室2


工事後記
さて、和室1と和室2の畳の下の違いの説明です。
和室1は畳下に断熱材が入っておらず、根太(ねだ)とよばれる床を受ける材に
畳下地板(杉板)が敷いてある状態でした。
この機会に断熱材も入れ、下地材で高さの調整、
その上に合板+フローリングを貼ることで強度を保ちます。
和室2は畳下には断熱材、合板がすでに敷かれている状態でした。
その上に高さ調整の下地材をしっかり強度も保てるように
和室1より細かく組み、その上にフローリングを貼りました。
同じ畳敷きからフローリングに変更する工事でもお客様の家の状況によって本当に様々なんです。
状況をきちんと理解してきちんと工事をする、よくある工事でもこれを徹底する。
これが大工としての日常で醍醐味であったりもします。
今回の工期は3~4日ほどでした。
お家の様々なご相談、ぜひお気軽にお声がけください。