宮田建築|三重県桑名市の住宅工務店・大工

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2024年1月10日
vol. 18~家づくり豆知識・地形と地盤 編~

「宮田建築のNEWS LETTER 」 

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今後とも皆様のお役に立てるよう、より一層社員一同業務に取り組んでまいります。

今回のテーマは「家づくり豆知識・地形と地盤 編」

住宅取得時、間取りや価格と同じくらい重視することとして、立地(災害に対する安全性)が挙げられます。

住宅は一度購入すると、なかなか買い替えるものではありません。

一番最初に考えることが多い土地選びは、家を建てる際に欠かせない土台となります。

建物を支える土、岩などの総称を地盤と言います。

安全性を左右する地盤は、山地や低地など地形の種類によって強さも液状化のリスクも異なります。

つまり、地形分類別に地盤のポイントを知っておけば、土地探しの良い判断基準となります。

【主な地形分類】と地形の特徴

【山地・丘陵地(平坦地)】

≪特徴≫ 安定した古い地層からなるが、造成地では切土と盛土が混在し、それに起因する不同沈下の危険性が高いところもある。

【台地(平坦地)】

≪特徴≫台地面は平坦で宅地化されていることが多いが、おおむね安定した地盤が多い。

【台地(斜面)】

≪特徴≫斜面地は擁壁を用いて宅地造成することが多く埋め戻し土に注意が必要である。

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~低地~

【谷底平地】

≪特徴≫山地・丘陵地の谷部や、台地に刻まれた谷部に堆積してできた沖積地盤であり、軟弱地盤を形成していることが多い。場所によっては腐植土層が堆積していることもある。

【氾濫平地】

≪特徴≫河川によって運ばれた軟弱な粘性土が厚く堆積することが多く、地盤の良し悪しは砂・礫層の分布および締まり具合によって決まる。

【旧河道】

≪特徴≫河道の変化によって本流から切り離された陸地化したところ。細かい粘土が堆積し軟弱地盤を形成していることが多い。

【後背低地】

≪特徴≫河川沿いの微高地(自然堤防)背後の低平地。粘土やシルト、局所的には腐植土が堆積し軟弱地盤を形成していることが多い

【海岸平地・三角州】

≪特徴≫軟弱な粘性土が厚く堆積することが多く、地盤の良し悪しは砂・礫層の分布および締まり具合によって決まる。

~低地微高地~

【自然堤防】

≪特徴≫洪水時に河道からあふれた土砂・礫が堆積してできた微高地。地表からすぐに締まった砂や礫が出現すれば宅地として良好なこともある。

【砂州・砂堆】

≪特徴≫砂が海流に流されて海岸沿いに出来る微高地。砂だけからなることが多く良好地盤が多い。

【砂丘】

≪特徴≫砂が風に吹き寄せられて形成した微高地。海面よりかなり高くなることもある。良好地盤が多い。

【扇状地】

≪特徴≫山中から土石流によって運ばれた砂礫を主体とした堆積物からなり、おおむね安定した地盤が多い。

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【干拓地・埋立地】

≪特徴≫埋立に使われる土砂等の種類や埋立施工精度により地盤状況は大きく異なるので注意が必要。

建物の建築前に地盤の状態を確認するため、地盤調査を行います。

地盤調査の結果に応じて、その後に地盤改良工事など地盤に対する工事費用も変わってきます。

日本各地で地震が頻発しています。安心して暮らせる建物と同じくらい安心して暮らせる土地探しも慎重に考えたいですね。

気になる土地の地盤などの情報を簡単に検索できるサイトがいくつかあります。

土地を探している方や、計画はない方も

今住んでいる場所がどのような地形でどのような地盤なのかを調べて、

今後の防災対策の参考にしてみるのもいいですね。

当社でも、土地からご案内もさせていただいておりますので、お気軽にご相談ください。