たまてばこ
「宮田建築のNEWS LETTER」
いつもありがとうございます。
事務所前の公園の大きなイチョウもきれいに色づき見ごろを迎えています。
今回のテーマは「身近でできるSDGs・「断捨離」してみませんか」
最近、テレビやインターネットなどで「SDGs」という言葉をよく目にするようになりました。 SDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goalsの略)は、2015年国連サミットで採択されたもので、暮らしと地球環境を守りながら、社会や経済の問題を解決し、豊かで幸せな未来を実現するための17の目標で構成されています。
<1> 貧困をなくそう
<2> 飢餓をゼロに
<3> すべての人に健康と福祉を
<4> 質の高い教育をみんなに
<5> ジェンダー平等を実現しよう
<6> 安全な水とトイレを世界中に
<7> エネルギーをみんなに そしてクリーンに
<8> 働きがいも経済成長も
<9> 産業と技術革新の基盤をつくろう
<10> 人や国の不平等をなくそう
<11> 住み続けられるまちづくりを
<12> つくる責任 つかう責任
<13> 気候変動に具体的な対策を
<14> 海の豊かさを守ろう
<15> 陸の豊かさも守ろう
<16> 平和と公正をすべての人に
<17> パートナーシップで目標を達成しよう
このように文字で見ると、なんだか壮大で私たちには直接関係ないようなものに思えてしまいます。でも、私たちが一人ひとりできることは沢山あり、意識しながら行動すれば世界は大きく変わるはずです。
私たち個人でできることの一つに、年末のこの時期にする方も多い「大掃除」のついでに、身の回りも持ち物も見直して「断捨離」してみませんか。
「断捨離」という言葉だけだとSDGsには反しているのでは?と思ってしまいそうですが、物を見直し必要なものだけを持ち、必要でなくなったものをリサイクルする。という考え方もあります。
「断」・・・いらない物を断つ。
「捨」・・・ずっと持っていて不要な物を捨てる。
「離」・・・物への執着から離れる。
一年以上使っていないモノを不要品として、多く挙げられるのが「洋服」「靴」「本」だそうです。
この三つ、仕分けして必要ないと判断したものはどれもリサイクルに回せるものばかりです。
ただ、リサイクルするにしてもその物の行先や物を持つときの意識を変えるだけでも違います。
例えば、
☆捨て方や寄付先を考える・・・<1>貧困をなくそう<7>エネルギーをみんなに そしてクリーンに<12>つくる責任 つかう責任
☆ フリマやフリマアプリなどに出店してみる・・・<12>つくる責任 つかう責任 <17>パートナーシップで目標を達成しよう
☆ 「なんとなく」で物を買わない・・・<12>つくる責任 つかう責任
☆ 長く使えるかを考える・・・<12>つくる責任 つかう責任
など、実はちょっとした心がけがSDGsの取り組みになっていることがあります。
また、「断捨離」の良いところは部屋をスッキリさせるだけではなく、お金や時間、精神面でも効果が期待できます。
持ち物を見つめ直すことで自分の価値観も同時に見つめ直すことができます。本当に必要なものは何かに気が付けば、余計なものを買うこともなくなります。
また、整理されることでうっかり同じものを買ってしまう。ということもなくなり無駄遣いもしなくなります。
断捨離して物の場所が把握できることで、探し物をする時間もなくなります。今まで探し物をしていたわずかな時間も積み重ねていけば、ずいぶん余裕ができるのではないでしょうか。
時間に余裕ができることで、気持ちにも余裕ができます。
部屋の中が物で溢れていたりすると視界から入る情報が多くなり「先延ばしにしていたいろんなこと」が気になり少しずつストレスになったりもします。それも、部屋がスッキリすることで余計なストレスもなくなります。
個人的な話ではありますが、私も昔から片付けや掃除は大の苦手で自分の部屋は物で溢れかえっていました。ついつい物をその辺に置きっぱなしにしてしまったり、いつも探し物をしていた気がします・・・。
そんなある日「インテリアも掃除からだよ」と言われ、まだ「断捨離」という言葉がメジャーになるずいぶん前のことですが、できる場所から少しづつ始めて物の場所が把握できるようになり探し物をする時間は減りました。何かを買う時も本当に必要な物かを考えてから買うようになったので衝動買いの機会はずいぶん減りました。
後回しにしていた掃除も「ついでにお掃除」を少しずつすることでそれが習慣になり、そのおかげで掃除が苦ではなくなってきました。
なんでもまずは、出来ることから少しずつでも始めることが長く続ける秘訣なのかな。と思いました。
私たち一人ひとりが少しづつ意識を変えるだけで
いつか大きく何かを変える力になるのかもしれませんね。
地球の環境のためにもなって、自分も暮らしやすくなるならいいですね。