宮田建築|三重県桑名市の住宅工務店・大工

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2025年8月29日
桑名の御車祭はご存じですか。

こんにちは、事務員の菱田です。毎日猛暑で暑いですね。エアコンがないと我慢できない暑さですね。

桑名宗社の有名なお祭りに「石取祭」があります。
平成19年3月7日に「桑名石取祭の祭車行事」の名称で国重要無形民俗文化財に指定され、平成28年12月1日
(日本時間)に「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産へ登録されたお祭りです。
実は桑名宗社にとっては
8月16・17日の桑名神社の「比与利祭(ひよりまつり)」(前期桑名祭)
9月17・18日の中臣神社の「御車祭(みくるままつり)」(後期桑名祭)
が「大祭」で、この2つが一番重要ということはあまり知られていません。

規模が大きいため「石取祭」が「大祭」と思われがちなのですが、前期桑名祭(比与利祭)の中の一神事であったものが、宝暦年間(1750年代)に分かれたものです。
江戸時代に氏子の人たちが7月7日から17日にかけて、毎日桑名市の南郊外に流れている町屋川へ行って、新しい俵に川の栗石を拾い入れて、小さな車に載せて鉦・太鼓を打ち鳴らし、夜になると提燈をつけて神社へ参り、神前に奉納したそうです。
「石取祭」については石占の説、社地修理の説、流鏑馬の馬場修理の説などがありますが、この小さな車が石取祭車の始まりと言われています。

鎌倉時代に始まった「御車祭」は700年以上の歴史を持っています。
戦前には北市場と南市場に一台ずつ青銅の鳥居よりも高い山車「楼車(ろうしゃ)」があって、それらが練り歩いた事から名付けられました。
後年は桑名宗社前の青銅鳥居の前に並び、楼上で童子(どうじ)によって楽が奏せられたそうです。

「楼車」は焼失し、奏楽も戦後途絶えていましたが、昭和42年に故老の記憶により復活しました。
童子は9才から11才(小学4〜6年生)までの男子で本役3名、新役3名で構成されますが、近年は童子不足で途絶えてしまいました。
そんな中、平成27年に地域の協力により14年ぶりに、石取祭とは一味違う、流麗な笛の音と太鼓の音が心落ち着かせる格式高い楽奏が復活しました。

昨年から御車祭に息子が参加させていただいております。昨年は緊張のあまり気分が悪くなり大変でしたが、今年は少しは慣れてくれているといいなぁ。8月30日より練習が始まるので頑張ってほしいと思います。

御車祭は9月17日、18日にあります。平日ですが、よろしかったら見学にいらしてください。

石取祭とは真逆の厳かな雰囲気の中でまた違ったお祭りを体験できます。

一度足を運んでみてはいかがでしょうか。