2023/4/11

ホームページ用の撮影に行ってきました~六華苑にて~

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こんにちは。宮田建築の石田です。

いつもホームページご覧くださりありがとうございます。

先日、ホームページで使用する写真の撮影に行ってきました。

桜の時期、満開の桜の下で!!とも思いましたが、

あっという間に満開の時期は過ぎ去ってしまい・・・。(今年は早かったですね)

桑名らしい場所は?ということで六華苑に行ってきました。

お天気もよく、青空の下絶好の撮影日和でした。

六華苑と言えば印象的なのがそびえたつ青い塔屋ですよね。

入苑して最初に見えてくるのがこの景色です。

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平日にも関わらず、たくさんの来苑者の方がいました。

行ってから知ったのですが、最近公開された映画のロケ地になっていたんですね。

よくロケ地として使われる場所の様で、知っている場所が映画やドラマに出てくると、それだけでうれしくなりますよね♪

「聖地巡礼」で来ている方もいたようで「目黒クン、どこ座ってた?」なんて声が聞こえてきたり( ´∀` )

個人的には「レトロ建築巡り」を楽しんました。

六華苑と言えば、桑名の実業家 二代目諸戸清六の邸宅として建てられた

洋館と和館、蔵などの建造物と「池泉回遊式」日本庭園で構成されています。

洋館部分は鹿鳴館などを設計し「日本近代建築の父」とよばれた

イギリス人建築家 ジョサイア・コンドルが手がけ、地方に唯一残る作品として注目されています。

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明治、大正時代を代表する貴重な建物がこの桑名にあることがうれしいですね。

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塔屋の内部は応接室として使われていたそうです。塔屋部分に使われている窓ガラスは3か所とも窓枠、ガラス部分まで

アール状になっていて明治時代にこの技術はすごい!と感心してしまいました。

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塔屋の応接室は1階と2階では照明器具も違い、2階の応接室には上へと続く階段が・・・。使われ方も違ったのかな?

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各部屋の照明器具も素敵で「ロゼットモールディング」という天井装飾のモールディングも素敵でした。電灯スイッチもかわいい♪

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こちらはサンルーム。とても明るく大きな窓から入ってくる風が心地よく、

座ってはいけませんが置いてあるロッキングチェアでゆったり揺られたくなります

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和館の建物も豪華で趣のある建物でした。

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大工である社長の建築講座もたくさん開かれ(笑)、実際に目で見て受ける講座は本当に勉強になります。

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高貴な方をおもてなしすることへの配慮から、和館「一の間・次の間」には菊の紋章と桐が使われていました。

欄間にも、菊の紋章と桐の透かし彫り。釘隠しにも同じ紋章が。

本来、菊の紋は天皇家しか使用できないとされています。

天皇家は花びらが16枚ですが、こちらは15枚。特別に許可されたそうです。

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こちらは離れ屋。昭和13年に建てられた仏間で、現在はお茶室として使用されています。

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ここでも社長の講座が開講。大工見習・健匠君も真剣に聞き入っておりました。

波型の無双窓と言われる窓。同じ幅の蓮子を前後に並べる形式の窓で

前後の蓮子をスライドさせること空隙を開閉することができます。

片方の蓮子はすりガラスです。ガラスを波型に加工するなど、手間とこだわりの詰まった建物なんですね。

敷地内にある稲荷神社の隣に立つ瓦塀。

風雨によって削られてしまう土を

途中で入れる瓦によって水を切り土の流出を防ぐ効果があります。

離れ屋の軒下には雨水によって流れ出る砂を止めるための土留めとして瓦が使われていました。

当時のものづくりに携わる職人さんの知恵と技法も発見できて勉強になります。

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洋館部分のテラスのタイル貼りにも当時のモダンさを感じることが出来ました。

石造りの基礎部分に床下換気口は諸戸家の家紋入りです。

館内には、桑名の千羽鶴工芸作品展示コーナーやカフェがありました。

一枚の紙から数羽の連続した鶴を折る独特の連鶴である「桑名の千羽鶴」を気軽に体験出来たり、

お庭の景色を見ながら、自分でお抹茶が点てらたり出来るようです。お菓子もいただけるみたいです。

苑内のお手洗いの入り口にも遊び心を発見!

旧高須御殿の雨戸の戸当たり?ストッパー?

前の小さな庭には、枯山水。たまたまなのか、いつもなのか・・・。

一見、通路にも見える場所ですが入っちゃダメなんでしょうね。とても入れません。

色々見始めると時間が足りない!

私自身は、ついつい撮影に夢中になってしまい単独行動気味になってしまいましたが、

定期的に社員一同で勉強会も兼ねていろんな場所をめぐるのも楽しいです。

知識と意識を共有して、お客様のお役に立てるアイデアや技術、知識をどんどん深めていきたいと思います。

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苑内にいくつかある手水鉢。時々、花手水を開催しているようです。

今度は花手水の期間に見学に行きたいなと思います。

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(おまけ:蔵を覗く四代目と五代目)

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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