いつもありがとうございます。宮田建築の石田です。
12月も半ばとなり、スーパーなどでもしめ飾りが並びはじめました。
毎年、我が家も購入していたのですが数年前から自分好みに作るようになりました。
去年も今年も材料はすべて100均の商品です。
今回はこちらの写真の商品をすべて使い、モリモリになりました。
柄の部分をすべて切り落とし、それぞれを使いやすい大きさにした後は、
バランスを見ながら重ねたり束ねたり・・・。
ある程度雰囲気が掴めたら、あとは思い切ってグルーガンでひたすらくっ付けていきます。
私の場合は、作り始める前に色々と写真を見ながら好みのアレンジの方向性を決めてから
お店に行って、いろいろとお花を見ながら色合わせしながら・・・。
約1時間店舗に滞在。家に帰って作成に約1時間で完成。
ボリュームの割にお値打ちに仕上がりました。
今年は余った材料で小さめのしめ飾りも作りました。
神棚用にと作りましたが、本来神棚に飾るしめ縄は「ごぼう注連」といって
両端がごぼうのように先が細くなっているしめ縄です。
縦に細長い紙を稲妻のような形につなげた『紙垂(しで)』を中央に3~4本付けて、
飾られるのが一般的だそうです。
改めて調べてみると、知らないこともたくさん出てきました。
お正月は『現世にやってきた年神様をおもてなしする行事』です。
神様を迎えて祭る場所は、神聖な場所に整える必要があります。
しめ縄は神の領域と現世を分け隔てる『結界』として、不純なものが入るのを防ぐという役目を担うものです。
しめ縄の由来は、古事記に書かれた天照大神(アマテラスオオミカミ)の神話だと言い伝えられています。
その昔、岩戸にこもった天照大神を神々が連れ出した際「もう岩戸に入らないように」と岩戸にしめ縄をつけたそうです。
このエピソードから、しめ縄は『神様のテリトリーを守る印』として使用されるようになりました。
「しめ縄」には「ここは神様をお迎えするのにふさわしい神聖な場所です」と示し、
不浄なものが入らないようにする結界の役割を果たすといわれています。
その役割から、一般的にしめ縄は玄関ドアや神棚に飾ります。
しめ縄・しめ飾りは、本来は12月13日のすす払い(大掃除のルーツ)が終わり、
年神様をお迎えするのにふさわしい場になってから飾るものでした。
このため、12月13日を正月事始めといい、正月準備を始める目安となっています。
現代なら、大掃除が終わり、年神様を迎える準備が整ってからしめ縄・しめ飾りを飾ります。
大掃除は年末と決まっているわけではありませんから、13日以降早めに飾っても構いませんが、
今はクリスマスが過ぎた25日以降に飾り始める方が多いようです。
ぎりぎりにならないよう、28日までを目安にすると良いでしょう。
なお、29日は「二重苦」「苦」に通じるので縁起が悪いとされ、31日も一夜飾りになるので避ける風習があります。
また、29日を「ふく」と読み福を呼ぶとするところもあります。
こうして正月の年神様をお迎えし、松の内(1月1日~7日。地域によっては15日まで)を過ぎたら外します。
松の内が7日までの場合、一般的には7日(7日の七草粥を食べた後など)に外しますが、日付が8日に変わってから外すところもあります。
正月飾りの処分は、全国各地の神社で行われる「どんど焼き」や「お焚き上げ」で燃やして供養してもらいましょう。
もし、どんど焼きの日に都合がつかない場合や、開催されていないという場合には、神社にある「古札納所」に入れることもできます。
どんど焼きの日程や、処分方法で気になる点があればお近くの神社に確認してみることもおすすめです。
自宅で処分したいという場合には、お塩で清めて新聞紙に包んで処分することが推奨されています。
調べ始めると決まりなどはいろいろとあり、気にし始めるとカチコチに固まってしまいそうですが、
気持ちよく神様をお迎えする準備と気持ちが大切な気はします。
気持ちよく新年を迎える準備の一つとして
しめ縄アレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。