今年も残すところあと一か月です。今年の冬も寒いと言われています。
雪が降る前に・・氷が張る前に・・。
油が固まるその前に!大掃除、始めませんか?
いつもありがとうございます。宮田建築の石田です。
今回はいつもの「家づくりたまてばこ」の番外編。
年末に向けての対策のあれこれ、お伝えしようと思います。
今年の冬も寒いと言われています。
気が付けばもう一年近くも続く物価高騰でお財布も寒い・・。
節約しながら、少しずつ掃除も片付けてしまいましょう。
大掃除といえば、普段の掃除ではなかなか行き届かないキッチンの換気扇の掃除。
年末の寒い時期では水を触るのも億劫だし油汚れも気温が低いと固まってしまいます。
まだ気温も水温も高いこの時期に終わらせたいですね。
換気扇フィルターは定期的に掃除したり結構手軽に掃除できますが、換気扇のファンを外して掃除する機会はありません。ファンの汚れは換気機能にも影響してくるので、年に一度、大掃除時期に綺麗にするとよいでしょう。
ファンの取外し作業時には油汚れ防止以外にもケガ防止の為にも必ずゴム手袋をして作業しましょう。その前に電源を落とし、できればコンセントまで抜いておくとうっかりスイッチに触れてしまった時にも安心です。
換気扇の掃除はかなり汚れるのでそのまま捨てれるスポンジや新聞紙、ぞうきんなどを用意しておくと後片付けが楽です。
洗剤には市販の専用のものもありますが、重曹やセスキ炭酸ソーダも油汚れには適しています。
重曹を使う場合は、フィルターには粉末、ファンなどの本体にはペースト状のものを使うと便利です。粉末の重曹は油汚れを吸着するのに3時間ほどかかりますので、フィルターに粉末を振りかけた後の待ち時間に本体とファンの掃除をしていきましょう。ペースト状の重曹は塗り込んでから拭き取ります。汚れのひどい箇所などは10分ほど置いておくと効果的です。
セスキ炭酸ソーダを使う場合は、空のスプレーボトルにスプーン1杯ほどのセスキ炭酸ソーダとコップ1杯ほどの水を入れます。これだけです。
セスキ炭酸スプレーをフィルターや本体、ファンに吹きかけ5~10分ほど待って油汚れが分解されるのを待ちます。そのあと水でこすり洗いをして汚れを落とします。
浴室の掃除も水温の高いこの時期に済ませてしまいましょう。
お風呂掃除は、天井・床・壁・浴槽・・・と掃除する箇所が多いところです。一気に終わらせようと思うとちょっと気合もいりますが、「毎日もしくは週に一回1か所終わらす!」決めてしまえばずいぶん気も楽になります。
ここでも使えるのが「重曹とクエン酸」です。
床はクエン酸スプレーやお風呂用中性洗剤を使います。クエン酸スプレーの作り方は水200mlとクエン酸小さじ1を入れて混ぜます。それらをスプレーし、ブラシを使ってこすりシャワーで洗い流します。毎日行うと、水垢がたまりにくくなります。
壁も同じくクエン酸スプレーやお風呂洗剤で軽くスポンジでこすりシャワーで洗い流します。
天井は汚れが付きにくい場所ではありますが、よく見ると点々と黒いカビが付いている場合があります。
市販のカビ取り剤をしようすると天井にスプレーすると自分に降りかかってくるので非常に危険です。使い古したタオルなどの捨ててしまう布などに消毒用エタノールを染み込ませカビをひとつずつ拭き取ります。高い場所ですのでクイックルワイパーなどの柄の長い道具を使うと便利です。
洗面器などの小物類は、お風呂の残り湯を使ってつけ置きします。残り湯に重曹1カップを入れてよく混ぜ、そこに洗いたい小物類を入れて一晩放置するだけです。
冬が近づくにつれ、日照時間も短くなってきます。気温が下がれば洗濯物も乾きにくくなってきます。寒くなる前にカーテンなどの大きな洗濯物は終わらせてしまいたいですね。
外気からお部屋を守ってくれるカーテンは半年に一度は洗うとよいでしょう。カーテンをきれいにしてお部屋の空気もきれいにしましょう。
窓ふき掃除も気温の高いこの時期の方が汚れも落ちやすく、水の冷たさに凍えることもありません。
ここでも重曹が大活躍です。まず重曹スプレーを作ります。水100mlに対し重曹小さじ1杯が基本。作り置きができないため使う分だけ作りましょう。
濡らしてよく絞ったぞうきんにスプレーして窓を拭いていき、そのあと乾いた雑巾で乾拭きします。窓に直接吹きつけると、液ダレや拭いた跡が残りやすくなってしまいますので、窓には直接スプレーしないようにしょう。窓ガラスを拭く時間帯ですが、日中は乾燥するスピードが早く拭いた跡が残りやすいため、重曹スプレーが乾きにくい朝がいいでしょう。
重曹も手元にない場合、新聞紙も使えます。くしゃくしゃに丸めてボール状にした新聞紙を軽く湿らせます。その新聞紙で汚れているところを擦ったら次に乾いた新聞紙で拭くだけです。新聞紙のインクの力で汚れをとることができます。
拭く順番は、屋外側から。そうすることで室内側の汚れが見つけやすく、よりピカピカに磨けます。
網戸掃除も忘れずに!重曹スプレーを網戸にかけてスポンジで拭き取れば、網戸に付いた油汚れを簡単に掃除できます。
大掃除も一気にやろうと思うと気が重いですが、毎日少しずつ、一か所ずつ終わらせると気が付けば年末には家じゅうスッキリピカピカになってますよ。
冬場に長期間留守にする場合や、気温が氷点下4℃以下になると水道が凍結しやすくなります。
屋外、北側で日が当たらない場所、風当りの強いところ、むき出しになっている水道管などは特に注意が必要です。
凍結を予防する方法をいくつかご紹介します。
【水道管の保温】
水道管や蛇口など断熱材が巻かれていない部分に布や気泡緩衝材などを巻き付けてテープで固定し熱が逃げないようにします。
メーターボックスの中では管がむき出しのことが多いためカバーを掛けたり布を詰めたりして保温します。
なお、地中やや深いところに埋められた配管はさほど凍結の心配はありません。
【水をチョロチョロと出し続ける】
水は流れていると凍結しにくいので、就寝前に蛇口から鉛筆の太さ程度の少量の水を流しておきます。たまった水は洗濯などで利用しましょう。
【水道管・水道メーター・給湯器の水分を拭いておく】
雨などで濡れた水道管や水道メーター、給湯器をそのまま放置すると濡れた部分が夜間に凍って機器内部を冷やし水道管凍結原因となります。屋外に限らず、水まわりの水滴はこまめに拭き取って常に乾いた状態を維持しましょう。
もし凍結してしまったら・・・。
凍結した部分にタオルや布などをかぶせて、その上から50℃程度のぬるま湯をゆっくりかけていきます。熱湯をかけると水道管や蛇口が破裂するので絶対にやめましょう。蛇口を開いてもすぐに水が出てこなくても蛇口は閉めておき自然にとけるのを待ちましょう。
残り一か月。気持ちよく新年を迎える準備を少しずつ始めていきましょう。
年末に向けて、住まいのお困りごとがございましたら
お気軽にご連絡くださいね
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。